健康を科学するシリーズ 脳を科学する 第1回・中編 脳の中では、電気と化学が会話している ――ニューロン・シナプス・グリア細胞の仕事 前編では、人間の脳を「人体の中央司令部」として眺めました。 大脳が考え、感じ、判断する。 小脳が動きを調整する。 脳幹が呼吸や心拍などの生命維持を支える。 しかし、脳の内部に小さな司令官がいて、電話を片手に各部署へ命令を出しているわけではありません。 頭蓋骨の中にあるのは、無数の細胞と、その間を行き交う電気信号や化学物質です。 私たちが、 「今日は何を食べようか」 と考えるとき。 昔の出来事を思い出すとき。 目の前の危険に気づくとき。 誰かの一言に腹を立てるとき…