晏子(四)(新潮文庫)【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 693 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 晏弱の葬儀が終わると、子の晏嬰(あんえい:晏子)は3年の喪に服す。そのころ斉は超大国の晋との戦いを余儀なくされて劣勢に立たされていた上に、後継者争いが激しさを増していた。頃王に愛されていた公子牙が優勢だったが、太子光は死の床の霊王から後継の指名を受けたと強弁して、結局は太子光が荘公として君主となる。 晏嬰は晋との戦にも後継者争いの政争にも与しなかった。粛々と古式に乗っ取った服喪を続け、荘公が君主になる頃ようやく完遂させる。その姿勢に、上夫たちは尊敬の目を向けた。また荘公を推した崔杼(さいちょ)…