前の2本の記事でわが国の私立大学が増えすぎた経緯などを書きました。今回もその続きです。 日本の高等教育をフランスのそれと比較すると、日本の私立大学依存がかなり特殊であることがわかります。フランスの大学が、一部のカトリック系の私立大学を除き、ほとんどが国立大学になります。 簡単に言ってしまうと、日本は高等教育をビジネスとしてとらえなければならず、その一方で、フランスは公共サービスとしてとらえることができる点に違いがあるように思います。フランスは国が責任を持って教育に投資しているということです。 大学への進学率は両国にそれほど違いがありません。また、フランスに大学入試制度は存在せず、バカロレアとい…