数年前、とある成人男性芸能人と未成年女性芸能人のトラブルについて、SNSでつらつら持論を吐いたことがある。最近その内容を顧みて心境の変化があった。というか反省・訂正したい気持ちになった。そして解放されたい気持ちにも。ジェンダーや人間社会について、考える機会が昔より増えたから、ということかもしれない。 加害者と被害者がいて、当然責められるべきは加害者なのだが、内容によっては「被害者にも多少なりとも落ち度が」という風潮があり、私はその一部に賛同していた。実際には、大なり小なり事実として“落ち度”とやらが存在する場合も、本当に全く無い場合も、ある。それらは個々の事例によって異なる。例えば、最大限の予…