最近話題になっている修習生は何を勉強すべきという質問に対する私なりの回答について少し書いてみたい。修習生時代なんて(遠い目…)という感じではあるが、実務に怯えていた当時の自分を思い出し、当時の自分にかけてあげたい言葉を考えてみる。 まず、印象論にすぎないが、リーガルマーケットの現状認識について話したい。まず、街弁な仕事(一般民事、刑事、行政事件)の仕事の需要はどうなっているだろうか?これはあまり変わっていない、体感としてはもしくは減っているような気もする。司法統計の近年の傾向を見ると、裁判所に係属した事件数は2003年の6,070,201をピークに基本的に右肩下がりである。例えば、新司法試験が…