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将棋電王戦

(ゲーム)
しょうぎでんおうせん

将棋電王戦は、人間のプロ棋士とコンピュータ将棋プログラムが戦う棋戦。略称は『電王戦』。
電王戦の名称は米長邦雄日本将棋連盟会長が命名した。*1
読みは当初、「でんのうせん」か「でんおうせん」かではっきりとはしていない模様だったが*2、第2回電王戦のPVや記者会見の場では「でんおうせん」と発音されており、公式では「でんおうせん」とされている。

第1回将棋電王戦

第1回将棋電王戦の主催は公益社団法人日本将棋連盟、株式会社ドワンゴ、株式会社中央公論新社による。
2012年1月14日に開催。対局者は人間側が米長邦雄永世棋聖、プログラム側がボンクラーズ。持ち時間各3時間で将棋会館にて対局が行われた。ボンクラーズ側の指し手は中村太地五段が担当し、読み上げられた指し手を盤上に再現した。当日の対局はニコニコ動画で生中継され、約30万を超える来場者数を記録した。*3

結果

米長邦雄永世棋聖は、初手6二玉を採用し、その後、うまく指し回してそのまま入玉を狙う作戦を採った。一方のボンクラーズは、飛車を右往左往させつつ相手の出方を待つ状態から僅かな隙を見つけて攻撃に転じ、113手を持ってボンクラーズが勝利した。現役棋士相手ではないとはいえ、長い持ち時間で、公の対局でコンピュータがプロ棋士を打ち負かす結果となった。

公式PV
関連番組 地上波放送

第2回将棋電王戦

第2回電王戦の主催者はドワンゴのみで、公益社団法人日本将棋連盟は協力の形となっている。

大会規定

2012年1月14日、第1回将棋電王戦終了直後の記者会見で、第2回将棋電王戦のルール変更が発表された。当初は船江恒平四段と将棋ソフトの1対1の戦いの予定だったが、急遽プロ棋士5人とコンピュータ将棋ソフト5本の一斉対局に変更された。
この時点では、出場メンバーについてはプロ棋士から船江恒平四段のみ決定で後の4人は未定であり、ソフト側も未定ではあった。
2012年12月15日にニコファーレで行われた、第2回将棋電王戦記者発表会にて詳細が発表され、2013年3月23日から週に1対局ずつ、5週にわたって行われることになった。
プロ棋士側は、阿部光瑠四段、佐藤慎一四段、船江恒平五段、三浦弘行八段、塚田泰明九段の5名が参加、コンピュータ側は、第22回世界コンピュータ将棋選手権(2012年5月3日-5日開催)で、1位-5位となった5ソフトである。
持ち時間は各4時間で時間切れ後は1分将棋となる。千日手や持将棋は短時間でその局面となった場合は指し直しするが、長時間経過している場合は人間側の疲労があるため無勝負とする。
第1回電王戦と同じくドワンゴの川上会長によって先後決定の振り駒が行われ、第1局はプロ棋士側が先手となった。第2局以降は先後が交互に入れ替わる。

結果

対局日 プロ棋士名 手数 ソフト名 / 開発者名
第1局 2013年3月23日 阿部光瑠四段(先手) 113手 習甦 / 竹内章
第2局 2013年3月30日 佐藤慎一四段 141手 Ponanza / 山本一成(先手)
第3局 2013年4月6日 船江恒平五段(先手) 184手 ツツカナ / 一丸貴則
第4局 2013年4月13日 塚田泰明九段 230手(持将棋) Puella α / 伊藤英紀(先手)
第5局 2013年4月20日 三浦弘行八段(先手) 102手 GPS将棋 / 田中哲朗森脇大悟

電王戦リベンジマッチ

2013年12月31日、船江恒平五段とツツカナとの間で、第2回将棋電王戦第3局の再戦が東京渋谷区のニコニコ本社で行われた。前回は序盤、中盤と優勢に進めた船江恒平五段が、終盤にツツカナの猛攻を受け激戦の末、ツツカナが勝利を収めた。持ち時間など前回と同じ条件で行われ、船江恒平五段は前回と同じ序盤作戦を選択。ツツカナは途中で変化したが、船江恒平五段がリードし、見事な収束で85手で勝ちきった。

第3回将棋電王戦

第2回将棋電王戦第4局後の記者会見で、ドワンゴ川上量生会長より、「日本将棋連盟から回答は頂いてないが、第3回電王戦についても開催したい」との発言があり、それを受けて田中寅彦専務理事からは「谷川会長と相談しながら前に進める形が取れれば」と発言があった。
2013年10月7日、2014年3-4月に開催されることが正式に発表され、プロ棋士側からは、菅井竜也五段、佐藤紳哉六段、豊島将之七段、森下卓九段、屋敷伸之九段の5人が対戦することも決定した。
2013年12月10日、対戦カードが発表され、将棋文化振興議員連盟の所属議員でもある安倍晋三が振り駒を行い、第1局の先手がプロ棋士側となることが決まった*4。あわせて株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント、 日産自動車株式会社、株式会社ローソンが協賛することが決定した。
団体戦の最終結果は将棋ソフト側の4勝1敗。MVPには第1局で菅井竜也五段を破った習甦が選ばれた。

結果

対局日 会場 プロ棋士名 手数 ソフト名 / 開発者名
第1局 2014年3月15日 東京・有明コロシアム 菅井竜也五段(先手) 98手 習甦 / 竹内章
第2局 2014年3月22日 東京・両国国技館 佐藤紳哉六段 95手 やねうら王 / 磯崎元洋岩本慎(先手)
第3局 2014年3月29日 大阪・あべのハルカス 豊島将之七段(先手) 83手 YSS / 山下宏
第4局 2014年4月5日 神奈川・小田原城 森下卓九段 135手 ツツカナ/ 一丸貴則(先手)
第5局 2014年4月12日 東京・将棋会館 屋敷伸之九段(先手) 130手 ponanza / 山本一成下山晃

*1:http://www.shogi.or.jp/topics/2011/10/post-478.htmlを参照

*2:http://news.nicovideo.jp/watch/nw178307/3では記者の質問に対しどちらでも良いと会長が発言

*3:第1回将棋電王戦の一日を振り返る【その2】 ドワンゴ会長・川上量生「かけがえのないニッチ」 | 日刊SPA!参照。米長邦雄のさわやか日記によれば34万人。

*4:第3局、第5局の先手もプロ棋士、第2局、第4局の先手がコンピュータ

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