1959年東京生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業後、電通に入社し、コピーライター等として働く。昼休みに同僚と韓国語の学習を始め、28歳のとき退社。韓国に渡る。ソウル大学大学院に学び、韓国哲学を専攻する。帰国後、東海大学講師・助教授を経て京都大学大学院助教授。NHKテレビ・ラジオハングル講座講師もつとめる。 →小倉紀藏。
本日はクリスマスですが、届いたのはプレゼントならぬ「ちくま」1月号で ありました。これはうれしいなでありますが、毎月楽しみにしている斎藤真理 子さんの連載「読んで出会ったすごい人」は、都合により中止しますとありま した。ちょっと残念。 斎藤さんは、このところめっちゃ忙しいだろうから、こういうこともありますで しょうよ。それもこれも韓国文学が注目を浴びて、ハン・ガンさんがノーベル 文学賞を受けたことが影響しているので、めでたいことです。 そんなことを思いながら「ちくま」を見ていましたら、小倉紀蔵という方が、 「文明とその暴力をどう記述するか」という文章を書いていました。その中に 次のくだりがあり…