歌は、「あをによし寧楽の京師は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり」である。 平城京羅城門跡公園 万葉歌碑(小野老) ●歌碑は、平城京羅城門跡公園にある。 ●歌をみてみよう。 ◆青丹吉 寧樂乃京師者 咲花乃 薫如 今盛有 (小野老 巻三 三二八) ≪書き下し≫あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり (訳)あおによし奈良、この奈良の都は、咲き誇る花の色香が匂い映えるように、今こそ真っ盛りだ。(「万葉集 一」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より) (注)今:最近都の空気に触れて来たのでこの表現があるらしい。(伊藤脚注) 奈良県のHPの「奈良県景観資産―朱雀大路を体感できる羅城門橋付近」によ…