前回、銅町205番の長谷川長兵衛家と156番の小野田平左衛門家について、その土地の所有者の変遷を見た。これはかねての予想を裏付けるものだった。 しかし長兵衛家の戸籍を見ると、この他に157番や161番という地番が出てくる。生まれた場所と亡くなった場所とである。本籍以外で生没者がいるのはどういうことか。これを調べに法務局を再訪した。 山形市街図 番地及筆界入 昭和4年3月 157番について 結果、157番も小野田家の所有であり、隣接する156番と同じく、大正6年に長谷川長兵衛の所有となったことがわかった。156番の面積は1反2畝5歩で、157番は1反2畝23歩ほどである。それぞれ365坪(間口が…