動画サイトで映画 『女必殺拳』(1974年、山口和彦監督)を観た。 日本と香港のダブルである李紅竜(志穂美悦子)は、行方不明になった香港警察麻薬Gメンの兄(宮内洋)を探して日本へ。やがて、麻薬組織の魔手が李紅竜に伸びる……。 東映にしては珍しい少林寺推し。記念すべき志穂美の悦っちゃんの初主演作。悪役の天津敏、石橋雅史の風格と野郎達のどんな攻撃でも打ち砕く地上最強の女・志穂美悦子の生命力に説得力があった。当時、志穂美悦子の人気は圧倒的に女性ファン特に少女が多かったという。ただでさえ今と違い女性への偏見や固定観念が強かった時代だ。少女たちは男と対等に戦う志穂美悦子に男女平等の夢を見た。 志穂美悦子…