「I was there.」とのサブタイトルは、作者が若かりし頃(とは言え、二十年ほども前)、欧州に旅し、そこで撮り留めたもの。 にもかかわらず不思議なことにモノクロームの画面に定着された人や風俗・景色は、昔の映画で観たような映像と寸分も変わらず。 農夫の焼けた顔に刻まれた深い皺、陰翳の強い街角の風景、酒場に屯する人々。 時が止まったようで、より昔の情景と勘違いしてしまうほど。 会期は~1月19日(木)まで。