「農村暮らし」「田舎暮らし」とともに記憶される生活形態だが、 どうしても高低差の大きな地域で暮らすことになるので、50ccの 原付自転車くらいは必要になり、収入源も限られるため、過酷な生活 形態である。それこそ「仙人」になる覚悟が必要である。
なお、IT技術などのスキルのある人は、この限りではなく、快適な 山暮らしが送れることであろう。
2024年10月中旬のリビングの窓からの山林 10月になると朝晩少し冷え込むこともしばしば。竣工時にはまだ使うこともなかったので、必要になってから取説を受けましょう、ということになって、10月中旬に床暖房と薪ストーブの取説を受けに浅間山北麓の山荘へ。 ふむふむ、室内は除湿器の効果が出てその後、カビの発生はなさそう。室外は相変わらずの湿気。そしてあちらこちらにキノコ、きのこ、茸、🍄 近づくとほんのり芳しいキノコもあって食欲をそそります。しかし、生憎キノコには明るくなく、近所の方にも「キノコだけは素人は手を出すな」とご忠告いただき、写真に収めるだけにしました。こんなに沢山のキノコですが11月には綺…
2024年9月のリビングの窓からの山林 2024年9月、浅間山北麓の山林に囲まれた山暮らしが始まりました。家に大枚叩いたので質素に生活しようと、食器は実家で使ってなかったものを運び込みました。薪作りに使う大鋸、斧と木槌、枝打ちに使う鉈や剪定鋏なども実家の物置や納戸から引っ張り出しました。布団カバー、スリッパ、小さなフロアマット、膝掛けなどは知り合いのS先生からの山小屋完成のお祝い品(実は最初はえ?って感じの柄だと思いましたが、思いの外今では馴染んで、とてもありがたく使わせてもらってます!)。食事もなるたけ自炊で、とはいえsaci perereは情けないことに料理はほとんどやってきていません。下…
5月末に上棟、そこから床を貼り、壁を立てて断熱材を詰め、窓枠が入り、配線工事、階段を作って…7月初旬に現地を訪ねてみると、すっかり家らしくなってきました。この家には電気と上水は敷地側まで来ていたので簡単に引き込めたけど、下水管は無い。その場合、群馬県では小型簡易合併浄化槽の設置が義務付けられていて、6月の内に家の脇に埋め込められていた。し尿と生活雑排水を浄化する設備で、基本的に【嫌気ろ床槽】→【曝気槽】→【沈殿槽】→【浄化水を地下に浸透】というフローになっています。嫌気性微生物と好気性微生物の力を利用して有機成分を分解して、汚泥を沈殿させた上澄を浸透排水する。石鹸や洗剤など何か使用制限はないの…
大分前ですが、田舎に移住した方がDIYで住環境を整えて行く動画を観ました。 物件を購入して水源を確認したところ、なんと水源より上で山葵が栽培されていて、持ち主さんが山葵を掘り起こしたりする度に泥水が水源に流れ込んで来て、とても飲める状態ではなかった、という話でした。 物件を購入する前にはその事が知らされていなかったらしく、他人事ながらひどい話だ😠と思いました😖😫 その後どうなったかは分からないんですが……💦 でも確かに水源確保はとっても重要です。 今私が住んでいる所は、元々公共の水道というものはなく、生活用水は各家庭で地下水を汲み上げてそれを使っていました。 数十年前までその状態だったのですが…
建築スケジュール:2024年5月21日棟上げ ということでそれに合わせて現地に向かう予定を立てた。と、直前に棟上げ1週間延期と連絡が入った。現地の天候不順で工程が遅れているとのこと。実は前のブログ「いよいよ建築開始!」の最後に載せた基礎工事の写真ですが、元の予定ではすでに上棟後だったのです。ということで改めて予定を立て現地へ。 6月初旬、現地に向かいました。緑の勢いは凄まじく、5月にはあんなに初々しい若葉であったのに、家に向かう小径は鬱蒼と茂っていました。 緑生い茂る小径(2024年6月) 前回のコンクリート打ちっぱなしの基礎から20日ほどの間に足場が組まれ、柱が立ち、屋根が乗っていました。す…
家の図面には外部仕上げと内部仕上げも記入されていて、タイトなスケジュールの中で少しでも安くて良いものをチョイスしようとしてくれているよう。室内の換気の計算や給排水設備の位置決め。確認申請(建築物)や建築工事届、種々の検査などの各種届出や水道の申込などの建築士への委任。2024年3月に建築契約を結んでから、一気に物事が動き始めました。詳しい法令のことはよくわからないが、木造建築の場合、やはり耐火・防火には厳しい規制があるようで、耐火性に優れた材質を使わないと火器の仕様が制限され、一般的にはキッチンレンジはIHコンロ、暖房はFFヒーター(強制吸排気式燃焼ヒーター)をベースに考えるらしい。場所柄落雷…
山暮らしの拠点にするのに充分な山林を手に入れることができました。じゃあ次は? ネットで検索した地元の建築工房のHPなどを見て回り、色々と想像を膨らませていました。でもいくらかかるのか?具体的な金額が見えてこない。きっと上を見ればキリがない。DIYで小屋造りなんて本も覗いてみましたがちょっとハードルが高い。自分に合った家を建てるってどうすればいいんだろう?そもそも自分に合った家って何? 取っ掛かりが必要でした。2023年10月に土地購入の仲介業者A氏に率直に相談しました。親切に相談に乗ってくれて、土地の条件にもよるが一般的な寒冷地の別荘建築費は80万円/坪が最低ラインとのこと、近頃は資材の高騰な…
山で狩猟をしながら、半自給自足生活をしている様子を公開している東出昌大のYouTubeチャンネル。登録者数45.6万人(1月17日現在)と好調だが、1月11日に《#88 鹿のたたきサラダ・キノコのソテー/キノコ狩り・毒キノコの特性/値段付けの難しさ》という動画を投稿。そこで出された「鹿のたたき」がほぼ生の状態で危険なのではと物議を醸している。 感染の恐れ「十分ある」 《東出さんのYouTubeなんだが、これ鹿肉だけど生なんだが大丈夫なのだろうか 鹿肉は一般的に生食はE型肝炎、無鉤条虫などの寄生虫に感染するリスクがあり、食べる場合はしっかりと加熱する必要があります 真似はしない方が無難だと思いま…
きっかけは「せっかく先祖が残してくれた鎌原の土地なので利用できるものなら利用してみたい」的な感覚でしたが、浅間山に惚れてしまって以降、「なんとかここに暮らせないか」と変化して来ました。そしてもうひとつ気持ちを後押ししたのは、毎夏の酷暑。子供の頃、神奈川の実家ではクーラーがあるのは客間の一つのみで普段使うことは稀でした。それでも特に暑さが苦になった記憶はありません。大人になってからも最近まで、夏の夜、クーラーをつけて寝るなんてことはなかった。でもこの2、3年、温暖化のせいなのか、歳のせいなのか暑さが堪えるようになりました。標高約千メートルの嬬恋に憧れました。 ネットで現地の建築工房を探して連絡を…
長年夢見て来た山暮らしのため、2024年夏から浅間山北麓に拠点を構えて神奈川との二拠点生活を始めました。慣れない山暮らしの備忘録として、そして自分の子供たちに感じたことやノウハウを伝えるために「saci perereの山暮らし」のブログを始めることにしました。もしかしたら、これから山暮らしを夢見ている人にも参考になると嬉しいです。 そんなわけで、今は2025年ですが、しばらくは過去を振り返りながら今に至る過程を記していこうと思います。 神奈川育ちのsaci perereですが、残念ながらマリンスポーツは全くダメで子供の頃から丹沢や箱根の山をハイキングするのが好きでした。大人になり結婚して子供が…