山梨県立考古博物館に於いて開催されていた「釣手土器の世界」展8月会期末ぎりぎりの週末に、ようやく拝観して参りました。 企画展会場のようす 扉を開けると…。「君は何を感じるか。呪い?精霊?幽霊?」と締めくくられていました。なかなか遊び心のある展示です。 土器の中でも独特な「釣手型土器」は、約5000年前の中期中葉に、山梨・長野の八ヶ岳周辺の中部高地で誕生しその後、縄文時代中期後期にかけて東海地方や北陸地方、房総半島などでもみつかっています。その用途などに関しては、諸説あるようですが以前の投稿で記事(文末リンク参照)にしていますので併せてお読みください。 「釣手土器」出土数は少なくてもその形状や紋…