2024.11.09 “ポツンと一軒家”どころの話ではない。軽トラ四駆で来るのが正しい。本匠山部地区の上腰越集落の標高は430mほどで佩楯山(754m)の頂上はもうすぐそこである。どうしてこんな山中に人が住み着いたのか誰しも考え込まざるを得ないだろう。そんな山中の佩楯山足下で「地質観察会」に参加した。ここは太古海中にあった場所なのである。 因みに佐伯地方でもこの「山部」は最も古い歴史を有するのではなかろうか。古事記にも登場する職業部(品部)の名称で佐伯の旧郡部が「海部(海産物の貢納する部民)」に由来して海部郡と呼ばれたように、「山部(山林の産物の貢納)」もまた朝廷に属する部民の名称だからである…