紀行・旅行作家。大正15年(1926)東京に生まれる。
旧制度松本高校文科をへて、東北大学経済学部卒。 卒業期に発表した紀行文が河上徹太郎らに認められて以来、風土・人物観察を取り入れた独特の紀行文作家として地歩を築いた。
この間、昭和22年(1947)、日本交通公社(JTB)入社。月刊「旅」編集部に属し、同34年(1959)から46年(1971)までの12年間は編集長として戦後の'旅ブーム'に先鞭を着けた。
昭和58年(1983)から横浜商科大学教授。
著作は、「秘話ある山河」(平凡社)、「旅に学ぶ」「歴史のなかの旅人たち」(玉川大学出版部)、「木を見て森を知る」(講談社)、「よみがえる旅心」(日本文芸社)、「旅に出る日」「すべてふるさと」(中央公論社)、「旅のあとさき」(牧羊社)、「旅人・曽良と芭蕉」(河出書房新社刊)など約50冊。
「旅する愉しみ」(ほるぷ出版)で、第24回交通図書賞を受けた。