火天(かてん)の城 【電子書籍】[ 山本兼一 ]価格: 693 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 尾張熱田神宮の修理番匠を務める岡部又右衛門以言。織田信長が桶狭間に奇襲をかける時、今川義元の首を掲げる輿の注文を受けると共に、将来は自分のために城を建てるようにと言われた。それから時は流れて、信長の天下統一は目前に迫っていた。信長の番匠となって仕えていた又右衛門は、近江に天下を睥睨する五層の天守を持つ城を築くことを命じられる。不安はあったが、又右衛門はこの天守を建てたいという気持ちが勝り、その依頼を引き受ける。 しかし子の以俊は父を見返したい気持ちから、自分が指図(図面)を引くと申し出る。以俊は信…