論語・学而/陽貨 より: 子曰 巧言令色 鮮矣仁 子曰く、巧言令色、鮮(すく)なし仁 言葉巧みにおべんちゃらを使い、人から好かれようと愛想を振りまく。そのような者に真の仁者はいない。 それと対句のように扱われるのは、論語・子路 より: 子曰 剛毅木訥 近仁 子曰く、剛毅木訥 仁に近し 意志が強くて果断、飾り気がなく口下手。そういう人は仁者に近い。 もうひとつ、こういうのも(老子道徳経・第十八章)。 大道廃 有仁義 大道廃れて 仁義有り。 智慧出 有大偽 智慧出でて 大偽有り。 六親不和 有孝慈 六親和せずして 孝慈有り。 国家昏乱 有忠臣 国家昏乱して 忠臣有り。 はて、国家昏乱の今・・・忠臣…