「アクアノートの休日」などで知られるゲームクリエイターの飯田和敏が手掛けたゲームソフト。開発はパーラム。
1999年12月、64DD用ソフトとしてランドネット会員に配布という形でリリースされた。正式タイトルは「巨人のドシン1」。
飯田が手掛けた「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」に続く三部作の最終作とされる。ジャンルは「アゲ・サ・ゲーム南国風」。ユーモラスな姿の黄色い巨人(ドシン)を操作して、ゲームの舞台となるバルド島の土地を上げ下げしたり、島民や木を運んだりして、島民と交流していくゲーム。いつでも赤いヘイト巨人に変身して、破壊行動を取ることもできる。島民に協力すると感謝の印である「ハート」を得ることができ、いっぱい溜めると巨人が一回り大きくなる。逆に島民の邪魔をすると、憎悪の印である「ドクロ」がもらえる。島民に協力して集落を発展させていくと、島民がモニュメントを建てはじめる。自由度の高いゲームだが、モニュメントを建てることがゲームの目的の一つとなっている。
ナレーションは女優の緒川たまきが担当している。
2000年5月17日に、「巨人のドシン1」の補助ディスク「巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合」が発売された。「巨人のドシン1」とディスクを入れ替えながら遊ぶ。補助ディスクで出された無理難題を「巨人のドシン1」でこなして全17話あるムービーを鑑賞することと、囚われている巨人を大きくして解放することがゲームの目的となっている。
任天堂より2002年3月14日にニンテンドーゲームキューブ版が発売された。グラフィックが美しくなり、様々な改良と調整が行われている。なお、GC版には「巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合」の内容は収録されていない。