―その814― ●歌は、「布勢の海の沖つ白波あり通ひいや年のはに見つつ偲はむ」である。 氷見市十二町 日宮神社万葉歌碑(大伴家持) ●歌碑は、氷見市十二町 日宮神社にある。 ●歌をみてみよう。 この歌は、前稿のブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その813)」で紹介している。 ➡ tom101010.hatenablog.com ◆布勢能宇美能 意枳都之良奈美 安利我欲比 伊夜登偲能波尓 見都追思努播牟 (大伴家持 巻十七 三九九二) ≪書き下し≫布勢(ふせ)の海の沖つ白波(しらなみ)あり通(がよ)ひいや年のはに見つつ偲(しの)はむ (訳)布勢の海の沖に立つ白波、立ち続けてやまぬその波のように、ずっ…