10年ぶりに母校の講義と演習ゼミナールに参加した。 講師は明治学院大学 国際学部の浪岡新太郎教授。先生は私達が大学1年生の時に立教大学の助教1を務めていらっしゃった。その後、外務省の勤務を経て、前記の大学に就職された。私の政治学の恩師の一人である。 私が出席した講義は〈グローバル社会での平和構築〉。全学共通カリキュラムという、昔の一般教養課程に相当するもので、受講者の大半は1、2年生だ。そこに35歳のオジサンが交っているのだから苦笑してしまう。 実際に講義に参加して驚いたことがふたつある。 一、学生が真面目である。授業中、皆、静かに講義を聴いていて、私語をする人、居眠りをする人はほとんどいない…