清の康煕帝(こうきてい)の命令で作られた字典。1716年に完成。総字数4万9,000余字。 字音・字義と、古典における用例が分かるようになっている。ちなみに熟語は載せていない。 5年という比較的短い期間で作成されたためミスも多く、清の時代に王引之によって2,588条の誤りを訂正した字典考証がつくられた。
「鬼滅の刃」にずらずら出てくる難しい漢字。漢字に強い中華圏のアニオタさん達なら全部知ってるんでしょうね~。 ところがそうでもないんだな、これが。 「何だこの文字は!」 「これ何て読むの?」 「どういう意味?」 と中華圏で話題になっている漢字について書いてみました。 ※文中の表の意味については、 文末 をご参照ください。 その1 吾峠呼世晴先生の「峠」(とうげ) その2 竈門炭治郎、禰󠄀豆子、竈門家の「竈」(かまど) その3 竈門禰󠄀豆子の「禰󠄀」(ね) その4 錆兎の「錆」(さび) その5 鬼舞辻無惨の「辻」(つじ) その6 水の呼吸 拾壱ノ型・凪の「凪」(なぎ) その7 鎹鴉の「鎹」(かすが…
文字霊日記・3590日目 前回からのツヅキ カミを護る人間のセンソウはムゴイ・・・ ↓↑ 惨(むご)いイクサ・・・ 馬子は皇太后 「炊屋姫」 を 「推古天皇」 とし即位させ 「厩戸皇子(聖徳太子)」 を皇太子とし 摂政とした 推古天皇四年(596年) 馬子は 蘇我氏の氏寺 「飛鳥寺」を建立ー↓↑ーー↓↑ ・・・明日香=あすか =飛鳥(ヒチョウ) =安宿(アンシュク) =阿須賀(アスカ) 阿=阝+可(口+丁) 須=彡+頁(丆+目+八=捌) 賀=加+貝(目+八=捌) =阿諏化? 「寺(ジ・てら)=土+寸=十+一+寸」 寸=ー+亅+丶 寺院=ジイン=字音(韻) 字印 イン=陰・寅 ・尹 ・殷 吉田松…
先ほどさるオンラインセミナーを受講していた。このセミナーは Slido で質問を受け付ける形式をとっていたのだが、司会者がこれのことを「スライドー」と呼称して驚いた。これ「スライドゥ」って読むんだと思ってた。 公式サイトを探すと、製品名の読みについて言及があった。 www.slido.com What is Slido? Slido (pronounced Sly-doe) is the industry-leading audience interaction platform. It helps users to get the most out of meetings and event…
文字霊日記・3577日目 ミリアム (ヘブライ語 Miryam מִרְיָם ・・・millennium 千年紀 ラテン語 Miriam ・・・2nd millennium 二千年紀 英語 Miriam) ・・・(AD 1001~2000) コハテ の子 ・・・ アムラム (父) & レビ の娘・・・・ ヨケベド (母) の娘(Miryam=מִרְיָם)で モーセ (弟)=モーゼス(ヘブライ語モーシェ ギリシア語Μωυσής ラテン 語Moyses=Moses 申命記=申す命の記 ・・・言語障害があった? or ヘブライ語を 理解できなかった? & アロン(兄)=アロン(英語Aaron・…
XでFFのヘルメスさんが、こんなツイートをしていました。地球っていう日本語を使った人を初出から調べていて好き(今のところ新井白石なんですね)😂https://t.co/kWXYLty8BW pic.twitter.com/h0qbuLuUgV— 古代ギリシャのヘルメス (@kodaigirisyano) 2024年10月18日 要するに、 「地球」という言葉を最初に使ったのは、明の終わりごろのイエズス会の宣教師、マテオ・リッチら 最初に「天球」という言葉ができて、それを変化 日本では、新井白石『西洋紀聞』 ということらしいです。明の終わりごろ、マテオ・リッチらが紹介した西洋の学問は、徐光啓、李…
東京都台東区にある「台東(たいとう)」は区名でもあるが、 町名としても存在する。 町の台東は台東区の南部に位置し、 商業地と住宅地が混在している。 台東には、つくばエクスプレスを運営している首都圏新都市鉄道株式会社 (Metropolitan Intercity Railway Company:MIR)の本社があった。 2017年(平成29年)に本社は千代田区神田練塀町に移転したが、 同社の本店登記は台東区台東のままとなっている。 上野の高台と浅草がある場所「台東区」 「台東」の町名は区名に由来する。 区名の由来は、上野の高台を意味する「台」と、 上野の東にある浅草を意味する「東」を合わせたも…
文字霊日記・3514日目 『説文解字(セツモンカイジ)』 最古の漢字字典 略して 「説文(セツモン)」 後漢の 「許慎(キョシン)」の作 約九千の文字 その一つ一つに 文字の成り立ちを説き 文字の本来の意味を究明 「部首法」 で文字をグループごとに分類 漢字を客観的な考察の対象とし 全面的な考察を加えた 初の漢字研究書 現在 甲骨文や金文の 古代文字資料の発掘がされ 『説文解字』の 解説が的外れもあるが 当時において 「小篆」 を基礎に 字の成り立ちの解説を試みた画期的な辞典 『説文解字』 成立背景 『説文解字』以前に 「李斯」 の 『倉頡篇』 や 「史游」 の 『急就篇』 などの識字教科書が…
文字霊日記・3484日目 ・・・なぜ「丶(チュ(漢音)、シュ(呉音)」が 「チュウ・ちょぼ・てん・ともしび」 燭・灯・燈・主? 𪐴=黒+主=𪐴点=「丶」・・・「點」 注=氵+主 「丶」字は金文で「主(あるじ)」の意味 ⼂・丶 或る字? 黒=黑=里+炎 丷(八)・"・亠(鍋蓋・天蓋)・冫(氷) 氵・𠁼 灬(炎)・㣺(心)・爫(爪) 丽=「-+卪+-+卪」=「-+卩+丶+-+卩+丶」 =麗(うるわしい・丽+鹿) 𠁽(几+丶・あまねし・平凡) 义(義・正義) 丸(乂+乙・乄+乚・太陽黒点)? 㐅(古字)=五 五=丅+ユ 伍(大字) 𫝀(俗字) 㠪(古文) 𠄡(古文) 𬻺(丶+了・黒点の終了)? 丹(…
NHKBS1でやっている辞書作りのドラマである。 辞書は言葉の海を渡るための舟という設定で、 「舟を編む」とは、辞書を作るという意味である。 デジタルの辞書にない楽しさの一つに、 調べたい言葉の近くの言葉に目が行くことがある。 画竜点睛(がりょうてんせい)の睛は、瞳を表す字で、晴ではない。 その横に、迦陵頻伽 (かりょうびんが、 迦陵頻迦 、 迦陵嚬伽: 上半身が人で、下半身が 鳥 の 仏教 における想像上の生物) がある。 これを中学生の時に知って、以来そのまま過ぎたのだが、 テレビで一度だけ、迦陵頻伽が登場したことがある。 言葉に接する頻度というのはその程度のものもあるが、知っていれば、 …
部首の話 その2 「いや、形がちょっとちがうやん」っていう部首。 問題1.「才」の部首は? 「一」かな「ノ」かな。それとも「亅」(はねぼう・けつ)か。 正解は「手・扌」(て・てへん)。えっ? いや「扌」(てへん)に似てるけど、ちょっと違うやん。「ノ」の部分の跳ねる向きが逆やし、意味も「手」とは関係ないし・・・。まあ要するに、持っていく部首がなかったから、似てるし、これでええやん的に決められた部首のようだ。 続いて、問題2.「舎」の部首は? これはもう「𠆢」(ひとがしら)でいいでしょう。あれ、ひょっとして「口」ってこともあるんかな? ということで、正解は「舌」。いやいや「舌」とは形が違うし、意味…
大日本印刷の前身のひとつである秀英舎の名を刻んだ「東京秀英舎」ピンマーク入り活字と、秀英舎の初期の活字製造販売部門であった製文堂の名を刻んだ「東京製文堂」ピンマーク入り活字を入手し大きさと重さを計測してみた話を2023年3月に記していたわけですが(「秀英初号明朝フェイスの秀英舎(製文堂)製初号ボディ活字と42ptボディ活字」https://uakira.hateblo.jp/entry/2023/03/21/225239)、その際にとても残念に思っていたのが、本と活字館がオープンし「秀英体・活版印刷デジタルライブラリー」が公開されたのと入れ替わりに、秀英体に関係する話題が発信・記録されていた秀…
今日は中学生の孫の卒業式です。 母親は、お友達に誘われてつい3日ほど前に、急遽、和服を着ていくことにしたみたいです。 平素、着つけていない者にとってはハードルが高いと思われますのに、さっさと、昔の同級生のお母様にお願いして了解を取ったあたり、つくづく恵まれた子だと感心してしまいます。 遠い学校へ行った子より、地元育ちの子の方が卒業後の生活が楽しいということを、この子が教えてくれます。いつまでも、みんな仲良しで羨ましいたらありません。 今朝の読売新聞に小学六年生の女の子の投稿が取り上げられています。 「新しい漢字が増えないのはなぜだろう」と。 時代が進化して新しい言葉が増えていくのに、なぜ漢字は…
・ ・昨日の成功で謎解き公演の成功率が8割になった!これは嬉しいね ・ 【FAXでやってる逃走中】FAXだぁ... — 背靄 (@ber_acdc) 2024年2月22日 ・ファミマの海老まぜそば ・ live.nicovideo.jp ・13:30:00あたりから謎解きについて語ってます。〇〇の知らない世界形式で謎解きについて語るのをやってみたかったのでこの場で出来てよかった ・16:00:00あたりからミニクイズ企画も出しました。後でアーカイブ上げるかも。以前から生放送でやりたかったことができて良かった。これ、動画企画のの音Qだと出来ないんですよね。 ・とはいえファクトチェックが甘くて2回…
いまも新刊で買えるのかどうか分らないが、田中慶太郎編譯『支那文を讀む爲の漢字典』(研文出版1962,以下『漢字典』)という辞書がある。これはもともと1940年に田中慶太郎の文求堂から刊行されたもので、1962年の四版から版元が「(山本書店出版部)研文出版」に変っている。その際には長澤規矩也の「重印の序」も附された。手許にあるのは1994年の十版で、高校生の時分に新刊書店で購ったのだった。 この書物の実質的な翻訳者が松枝茂夫であるということについては、かつて安藤彦太郎が、次のように書いていた。 中国の古典を中国のものとして読むための手ごろな字典の刊行を企画した田中慶太郎という人物は、具眼の士とい…
現役で使っている辞典。本文はきれいだったので、表紙だけつけ替えた。 明治の漢和字典『康煕字典』 本文の糸綴じからすべて作り替えた思い出の作品。 それなりの古書価格がつくのですが、私が直すと一文の価値もなくなりますよと念を押して修理しました。 お隣さんの親子三代に渡って読み伝えられてきた絵本。ぼろぼろ。 セロテープの跡を消し去ることに一苦労。セロテープで補修してはいけません。 表紙は、ホントはあまり直すと思い出までなくなっていくので、相談しながらこの二つのカットを残して大きく変えた。本は破損がひどくならないうちに修理したほうがいい。
海外で算数・国語の学習をどのようにすすめるか? 海外で中学受験の学習をすすめるのは大変なことです。 ニューヨークのWhite Plains やWestchesterあたりのように、複数の日本の塾があるような環境ならよいのですが、なかなかそうもいきません。日本人学校のレベルも様々で、中東のある日本人学校では小学4年生なのにひらがなを授業で習っている、と嘆いている方もいました。 そこで、海外での算数・国語の学び方をまとめてみたいと思います> 1.算数の学び方 (1)低学年(1~3年生)の学習法 (2)計算力は重要 (3)帰国時期は大切 (4)問題集のやり方 (5)問いかけが大切 (6)教えすぎは禁…