河本大作(1883〜1955) 河本大作は兵庫県佐用郡出身で、1903(明治36)年に陸軍士官学校(第15期)を卒業した。翌年には日露戦争に出征し、重傷を負って満洲守備に就いた。戸部良一によると軍を退いて馬賊になろうとするほどのロマンティストだったという。1914(大正3)年に陸軍大学校(第26期)を卒業し、中支那派遣隊につとめ、第三革命(1917〜22)では雲南の蔡鍔(1882〜1916)を支援した。 1926(大正15)年3月には関東軍参謀・大佐となった。旅順に赴任した河本は排日運動の激しさに衝撃を受け、その原因は奉天派の首魁・張作霖(1875〜1928)の傲慢さにあると考えた。その頃、河…