*日本の古本屋より 【あらすじ】 1889年山形県の鶴岡市に警官の子として、子たくさんの長男として生まれた石原莞爾。乱暴で周囲を困らせる一方、学力は突出していた。仙台の幼年学校を首席で卒業し、陸軍中央幼年学校に移っても優秀な成績を続けるが、勉強はせずに奇行ばかりが目立っていた。陸軍士官学校に入校すると上官に口答えをするなど、生活態度の悪さが目立つようになる。 石原は会津連隊に配属されると、連隊の名誉のために陸軍大学校を受験することになり、勉強時間の取れる見習士官の教官となる。しかし厳しい教育訓練を行い、受験勉強をしないまま難関の試験に合格する。本来は徹夜も続く大学校の勉強も要領よくこなしたが、…