
概要 【1】関東軍との相互依存 今回の「その時」は「1945年8月18日」。この日、満洲国は崩壊を迎えた。満洲国は、関東軍が清朝最後の皇帝・宣統帝溥儀を担ぎ出し、1932年に建国されたものであった。溥儀と関東軍は互いに互いを利用し合う関係であり、溥儀は清朝再興のために関東軍を利用し、関東軍は満洲支配のために溥儀を利用したのであった。だが溥儀に実質的な権力は無く、彼にはそれが不満であった。彼は満洲国が帝国化した際にも、清朝皇帝の龍袍を着ることに拘ったが、関東軍は元帥服を着るよう強要した。結局のところ、公的行事の他に清朝伝統儀式を執り行い、そこでは龍袍を着てもいいことになった。 【2】ヒロヒトと溥…