朱将軍はルーズベルトの死ぬ数ヵ月前まで、中国の内戦をはばむことはできるとくり返しのべていた。1944年夏、延安での外国人記者団との会談ではこのようにいっていた。 「われわれは内戦のことは考えたくないし、断じてそんな戦争をしかけることはない。しかしわれわれも、国内の他の民主勢力も、長い闘争で勝ちとった民主主義の成果をまもるつもりであり、それを破壊しようとするいかなる反動とも断乎戦う心構えである。もし国民党が、われわれをやっつけたいと考えるならば、彼らは中国の全人民と戦わなければならないことになる。そのような戦争は現在の戦争のつづきといえるだろう――そうなると、第二次世界大戦は枢軸国の敗北で終わら…