明治から第2次世界大戦の敗戦までの間に成立していた日本政府による国家宗教。 江戸時代の国学者・平田篤胤の思想に共鳴した平田派の神道家たちが、明治維新の精神を神武創業の精神に基くものとし、近代日本を王政復古による祭政一致の国家とすることを提唱。明治政府は 『古事記』、『日本書紀』等の古典を根拠として万世一系の天皇が日本を統治すること、国家の中心に存在する天皇と国民との間に伝統的な強い紐帯があることを前提に、政治的な制度とともに作られた祭祀の制度が作られた。これを国家神道と言う。
二頭体制がもたらすもの ナポレオン・ボナパルトは「一地域で作戦する軍隊を二人の名将に分けて指揮させるよりは、むしろ一人の凡将に統一指揮させる方がよい」と言ったそうですが、これは組織運営論の基本的原則であって指揮命令系統が2つあると組織が混乱します。これは小学生でもわかる話で、少年野球で監督が2人いてそれぞれが異なるサインを出すようなチームが勝てるはずがありません。 ところが神社本庁では聖なる部分を担当する統理と、俗なる部分を担当する総長の二頭体制でできています。この二頭体制こそが令和4年からの混乱の根本原因です。裁判結果は出ましたが、鷹司尚武統理側は統理の指名権を否定していませんので、今後も同…
はじめに 明治維新は、1868年を境に始まった日本の歴史上、最も重要な政治的、社会的、文化的変革の時代の一つです。この時期、日本は約250年間続いた鎖国政策を終了し、欧米列強と対等な国家を目指すため、急速な近代化を進めました。その過程で、産業、軍事、教育、政治体制など、さまざまな分野で欧米の制度や技術を取り入れ、国内の改革を推し進めました。 この変革期において、日本が目指したのは単なる模倣ではなく、日本独自の価値観や文化を保持しながら、近代国家としての基盤を確立することでした。特に、欧米列強に対抗するためには強固な中央集権体制の構築が必要であり、そのための改革が行われました。これが結果的に、現…
この数日、表題の件がツイッターで盛り上がっているのだが、おかしなことに気がついた。 「もしや、宮古神社って、宮古島の護国神社みたいなものなんだろうか?」…と気になってググってみたが、https://t.co/QyDVWpVobpなぜこの神社を参拝したら、「軍拡が進む中で、シビリアンコントロールが…」につながるのかよくわからない。単に、地元の神社に安全祈願に行っただけではないのか。 https://t.co/iyrbTAJqT4 — 黒色中国 (@bci_) 2024年1月21日 望月衣塑子記者が、「軍拡が進む中で、シビリアンコントロールが…」とまでいうので、私はすっかり宮古神社が、護国神社なの…
「首相の参拝などを巡り、内外で論議を呼ぶ靖国神社。そもそも靖国神社とはどのよう神社なのか、それを考える上で、重要な資料が次々と発見されている。戦前、陸海軍省が管轄していた靖国神社は、軍国主義の象徴と見なされていた。終戦後、GHQは靖国神社を廃止することを検討し、国家と国家神道のつながりを断とうとした。しかし、靖国神社は生き残った。そこには、占領政策を円滑に行おうとするアメリカの思惑や、日本政府、旧日本軍、神社関係者の戦略があった。番組では、日米に残された膨大な資料や関係者の証言から、靖国神社が一宗教法人として存続するまでの攻防を描く」NHK 靖国参拝のニュース。 これを観ると感じ方が変わるかも…
新年明けましておめでとうございます。 昨年は、キリスト教会の「献金」について結構たくさん書きました。 すると、まさかまさかアクセス数が伸び、驚きました。 そのテーマで書こうと思うようになったきっかけは「宗教二世」問題で、 NHKの「こころの時代」の2023年お正月特別番組も大きいきっかけになりました。 今年は、「100分de名著」という番組のお正月特番で、 「100分de宗教論」をものすごく興味深く拝見しました。 www.nhk.jp 書籍の紹介を通して宗教についてを浮き彫りにしてくれました。 書籍の紹介、ということで、各宗教の宣伝のようにはならず、何が宗教なのかという視点もあったし、宗教にと…
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 日本神話に興味をもった。 私自身は無神論者のつもり。三社神社に初詣に行ったけれど…… 親とかの葬式は浄土真宗西本願寺派にお世話になってきた。親鸞には親近感がある。あまり深く考えないが、他力本願がいい。 さて、戦後民主主義教育の中で日本神話に接する機会がなかった。 隠れた天照大神を岩戸から出てもらうためのどんちゃん騒ぎ、因幡の白兎、スサノオの八岐大蛇の成敗、など断片的にしか知らない。私は何者、どこから来たのであろうか。日本単一民族というのは事実か。 他者と付き合うためには、自分が何者であり、他者とどういう違いがあるのか・共通点は……共感しあうことが今…
学びが人生の目的。 第二次世界大戦終了後、日本経済が脅威的な復活を遂げた。 ベトナム戦争で余った枯葉剤が日本に埋められている。 ルーズベルト大統領は日本人絶滅を計画。 トルーマン大統領はイエローモンキーには3S(セックス、スクリーン、スポーツ)を与える。 金融の仕組みはすべてロスチャイルドが作った。 明治政府の国家神道が日本の文化を破壊した。 日本文化の崩壊は明治維新から始まっている。宏池会と清話会の戦いは保守とリベラルの戦いで決して派閥争いなどではない。一緒に進んで別個に討つはユダヤの歴史が始まって以来の戦略。戦わせるユダヤと戦わされる国家。 この構図は、改宗ユダヤであるアシュケナジーユダヤ…
政治的混乱が国を亡ぼす 9世紀ハザール国がユダヤ教に改宗。ユダヤ12部族が一つ増えてハザールユダヤ人が誕生した。 ヨーロッパ、中東はユダヤ教、キリスト教、イスラム教が混在し、常に争いを作り出してきた。 この状況の中で620年繁栄を極めた国がある。 オスマン帝国である。1300年代から1900年代。鎌倉時代から大正時代まで続いたイスラム教スンニ派の帝国である。 近代日本が成立した明治政府の成立は1868年。155年の歴史である。 オスマン帝国滅亡の原因は政治的混乱である。ローマ帝国もギリシャも滅亡の原因は政治的混乱である。 日本では今、大きな政治的混乱が起きようとしている。企業の腐敗と犯罪、個人…
おまえのものはおれのもの 電気も水道もない伝統的な住居に住んでいる人がクーラーのある生活をしたいと家を建て直す計画を建てました。あなたは文化的価値の高い伝統的な家を保存したいと思い行動することにしました。住民とどう交渉しますか? 仮に「そのままの状態で住み続けろ」と圧力をかけるのは、住民に不便な生活を強いることになり、不公平です。公共財だと主張するのであれば住民から土地と家屋を買い取って国や自治体の所有にすべきでしょう。最低でも維持管理費用に公的助成をすべきです。 明治神宮外苑の再開発も同じことで、外苑をコモンズだと主張するのであれば維持費も公有化すべきです。ところがイコモスや日本学術会議、東…
今回は日本人が古くから信仰している神道と仏教について。 いくつか動画を見て分かったことを書き出して、整理してみたいと思う。 古代の日本人は、雨や雷、台風などの自然現象は人間の目には見えない特別な恐ろしい何者かの力が働きかけているものであるとして、それを神様の仕業としていた。 人々は神社を立てて神様をまつることで、神の機嫌を良くして豊作を期待するようになった。 このように神様にお祈りをすることで、なんらかの見返りを求める考え方を神道といって、日本固有の宗教である。 この神道の考え方を利用して天皇が実は神様であると主張して、日本全国のトップに君臨するようになった。 だが、6世紀ごろに中国から日本に…