延長6,625m、雁坂トンネルを抜けて、Zは関東平野から甲府盆地に抜けた。この辺りは笛吹川の最上流部に辺り、甲武信岳から吹き下ろす風はまだ十分に冷たい。広瀬ダム周辺の山桜は満開で、ひらひら舞ってくるピンクの花びらがシールドに張り付く。快晴のGWは、彩甲斐街道(R140)をふたりで駆けている。 東京から秩父方面へはR299がお勧め、山藤を眺めながら高麗川沿いのワインディングがご機嫌だ。秩父市街に降りる手前で、思い出したように左にウインカーを出す。この季節、このルートを走るなら、春色重なる芝桜の花じゅうたんを見ておきたい。 秩父のシンボル武甲山の麓、羊山公園には10品種40万株の芝桜が見ごろを迎え…