頼りない父親のとんでもない遺言 始まって数ページしか進んでいないのに早くもとんでもない事件が。理想通りに育てた女性を自分のものにするというのは、院(後深草上皇)の頭の中ではきっと「光源氏と一緒じゃん!めっちゃイケてる俺!」とまんざらでもない満足感があっただろうけど、アナタ、相手の気持ちにもなってみてくださいよ!というのが率直な感想。 相談もなしに親が勝手に決めていた運命に従うしかなかった二条はさぞつらかったでしょう。しかも、彼女には想いを寄せていて、何度か手紙のやり取りをしていた男性がいたのに、彼とこれから愛を育むと決めていたのに……心はズタボロ。 状況はさらに悪化します。二条と院が結ばれて間…