渤海の遣日本使節の大使。弘仁五年(814)九月に日本の出雲国に着き、翌年正月に平安京にて国書と信物を献じた。帰国中に日本海で遭難し越前国に漂着するが、同地で客死した。日本の文人たちと漢詩を交わし、空海とも交流があったことが知られる。 渤海使の出雲国来着 平安京 越前国での客死 一面新交不忍聴 参考文献 渤海使の出雲国来着 812年(弘仁三年)、渤海では国王大元瑜が死去。王位は長弟の大言義に継承され、翌年正月、唐朝から渤海国王に冊封された。 kuregure.hatenablog.com 冊封の翌年の814年(弘仁五年)、前王大元瑜の死と新王大言義の即位を伝えるため、渤海は日本にも外交使節を派遣…