百人一首第68番目の歌の作者は三条院さんじょういんです。 第六十七代天皇ですが、藤原道長に強く求められて退位しました。 今回は三条院について紹介します。 三条院とは 生年976年、没年1017年。 冷泉天皇の第二皇子でした。 眼病(おそらく緑内障)により、次第に視力が衰えていたようです。 権力の中心にいた藤原道長は、それを理由に三条天皇に退位を迫りました。 藤原道長は自らの娘の彰子と一条天皇との間に生まれた皇子(後一条天皇となる)を即位させたかったようです。 退位後も醜聞事件に巻き込まれます。 皇女当子内親王と藤原道雅の間で起こった出来事に心を痛めます。 その事件については、以下の記事をご参照…