とある土曜日の夜、ふと思い立って、夜の公園へ繰り出した。 自宅から自転車で10分ほど走ったところに、庄内緑地公園がある。 名古屋市内でも指折りの広さを誇る、静かな緑の王国だ。 人気のない夜の公園を散歩する—— これは、究極のハイコスパアクティビティだと思う。 無料で、こんなにも幸せな気持ちになれていいものか。 昼間とはまるで別の顔をした夜の公園は、ただ暗いだけの場所じゃない。 慌ただしい日常から自分を引き剥がし、心をまっさらにリセットしてくれる、 都会のオアシスだ。 夜は視覚が制限されるぶん、他の感覚が研ぎ澄まされていく。 風に揺れる木の葉のざわめき、自分の足音だけが静寂に溶け込む心地よさ。 …