ここ2年ほど、38歳の上村さんは頭皮の脱毛が増え、特に額の生え際が明らかに後退してきたため、病院の皮膚科を受診されました。診察した副主任医師の鈴木先生は「脂漏性脱毛症」と診断し、軽い毛髪牽引テストは陽性。その後、発毛促進剤「ミノキシジル外用液」と「フィナステリド錠」の内服治療を行った結果、額に新たな短い毛が徐々に生え始めました。 脂漏性脱毛症とは? 脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)は、「男性型脱毛症(AGA)」や「若年性脱毛症」とも呼ばれ、進行性の脱毛が特徴です。男性型と女性型に分類されます。 男性型では、前頭部の生え際が後退し始め、次第に頭頂部へと広がっていきます。前髪の生え際は「M…