昨日の「抗日戦勝記念日のパレード」には、習近平主席の両側にプーチン大統領と金正恩総書記が並ぶ、珍しい光景が見られた。ロシアと北朝鮮は軍事同盟状態にあるが、中国はその同盟とは距離を置き「悪の枢軸」呼ばわりされないよう、気を配っていたはずだ。しかし度重なるトランプ2.0政権の暴挙で米国のソフトパワーが地に堕ち、気を使う必要もなくなったようだ。 さてその軍事同盟2国だが、西側世界の航空会社にとっては上空を通過できない困った国である。もともと北朝鮮空域はほとんどの国が空路を設定しておらず、私が2020年に中国国際航空で羽田~北京路線を乗った時も、かの空域を避けたので余計に時間がかかった(*1)。 その…