「バイトの〇〇さんがしんどいって言ってました」「あの人なんか怒ってるみたいです」「あの人性格悪いので気をつけてください」。前職の店長時代、一緒に働いている人たちから「らしい」「みたい」という言葉をかなり多く聞いた。店長1年目のときは、それをすべて鵜呑みにしてしまい、「こんなに優しいこの人も裏では何を思っているのかわからない」と疑心暗鬼になったものだ。 例えば「あのお客様お怒り気味です」という言葉は、バイトの子からよく聞く言葉ナンバーワンだった。少々気合いをいれてバイトの子とバトンタッチをして接客を代わると、そのお客様は怒っているのではなく、単純にサービスのシステムを理解していなかっただけ、みた…