2020年7月のブログです * 精神療法家の成田善弘さんと心理臨床家の氏原寛さん編集の『共感と解釈-続・臨床の現場から』(1999・人文書院)を再読しました。 先日、ご紹介をした同じ編者による『転移/逆転移-臨床の現場から』(1997・人文書院)の続編です。 執筆者も前著と同じ方々が、今度は、共感と解釈、という心理療法の基本に挑みます。 しかしながら、前著と同じく、こちらもなかなか難しい本で、じーじなどはまだこちらも拾い読みの状態です。 とりあえず、今回、印象に残ったことを一つ、二つ。 まずは、松木邦裕さんの論文「言葉を超えないこと-共感から解釈へ」。 松木さんはご自身の面接を提示され、そこで…