元共同通信論説委員の岡田充氏は、日本の自民党の麻生太郎副総裁が台北での講演で「戦う覚悟を」と戦争に備えるよう呼びかけたことについて、「外交の基本と法的枠組みに違反しかねない」と批判した。合わせて岡田氏は10日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに対して、「政権の中枢を担う与党の副総裁が、民間交流に制限してきた関係を乗り越えて、公式外交関係のない台湾のトップと当たり前のように軍事や政治分野にも踏み込んで公言する」という麻生氏の行動そのものに疑問を呈しました。岡田氏はその上で、「『一つの中国』という日中関係を律する政治的枠組みと、憲法という規範の重要性を改めて認…