会計用語。不正に会計を操作することで、収支を偽装した虚偽の決算報告のこと。取引先・株主・銀行などのステークホルダーからの信頼関係の保全を目的とする場合が多い。本来は、経理財務部門・監査役・監査法人が虚偽の決算報告の抑止力となる。定められた法律に抵触した場合、刑事責任、民事責任が問われることも。
粉飾決算企業で学ぶ実践「財務三表」の見方 (KINZAIバリュー叢書)
融資力トレーニングブック 粉飾決算の見分け方 (「融資力」トレーニングブック)
最近、タイムラインがザワついてた。 「オルツって会社、売上95%が盛られてたらしい」「え、社長ってどんな人なん?」 ──そんな話題を見て、正直こう思った。 AIで世界を変えるって言ってた人が、数字を“変えた”ってマジ? ちょっと笑った。でも、ちょっとだけ気になった。 話題の企業「オルツ」とは? AI議事録ツール「AI GIJIROKU」などで知られる、AI系ベンチャー。2024年にIPOして、未来っぽさ全開だった。 けど、その主力サービスの売上が、「実は架空だったのでは?」という疑いが出てきて── 会社が第三者委員会を立ち上げて調査中。 社長の名前は、米倉千貴さん。 この人、どんな人なんだろう…
また粉飾決算で逮捕者が出たようです。東証スタンダード上場の衣料品卸会社「プロルート丸光」が架空の売り上げを計上したとして、前の社長ら3名が逮捕されたといいます。 SDGsにESG、パーパス経営にDX:デジタルによる変革、こうしたことが社会のあたり前になっているのであれば、企業経営が健全化し、企業は社会に貢献し、それを通して好業績を残し、成長していくはずなのでしょうが、どうにも現実は乖離しているようです。 コンプライアンス違反倒産が最多、コロナ禍の迅速融資の副作用 - 日本経済新聞 まだまだ旧態依然のままで私利私欲にまみれ、目先の利益ばかりに執着する人が多いのでしょうか。 (adsbygoogl…
「信用」は社会の根幹であるはずですが、それが崩壊してしまったような事象が続きます。この国の実情が深刻すぎるような気がします。 機械部品商社が粉飾決算で破綻 40行超が融資、負債280億円 | 共同通信 東京にある機械部品商社が粉飾決算の発覚により経営破綻していたそうです。その負債総額は約280億円に上っていたといいます。 記事によれば、破綻時点で多くの地方銀行など40行超が融資していたといいます。この融資の仲介役を、東京海上日動あんしん生命の男性社員が担っていた疑いがあり、地銀があんしん生命に事実関係の説明を求める声があがっているといいます。 同じグループ会社の東京海上日動火災保険では、損保各…
さて問題です。 【問1】2つの数字を挙げます。これらはそれぞれ何の数字で、両者はどのような関係にあるのでしょうか。 「126億円」「258億円」 本ブログの常連読者の皆さんなら、答えをよくご存じですよね。 ここで、我らが泉房穂明石市長のツイートを2本、ピックアップします。 まずは、2022年12月4日のツイートです。 明石市は『こども予算』を言葉どおり倍増した。市長就任前の126億円から258億円へと132億円の増額を実現した。 トップが決断して実行すればいいだけのことで、全国どこの自治体でも可能だし、まして国なら来年からでも実現可能だ。 次に、2022年8月21日のツイートです。 明石市は『…
今週金曜日、今シーズンのJ1リーグが開幕します。 試合は川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス。 開幕戦から好カードですね! 今年はマスクしながらですが、声出し応援ができるようになりました。 試合の盛り上がりは去年とは格段に違うことでしょう。 これまでの観戦スタイルにまた一つ戻っていくのは本当に嬉しいですね!! それでは今日の記事のもくじです。 今日は何の日?? 第1回東京箱根間往復大学駅伝競走の日 2022-2023 イタリア・セリエA 第22節 結果 ユヴェントスに不正疑惑!? 順位 今日は何の日?? 2月14日は「第1回東京箱根間往復大学駅伝競走の日」です! 第1回東京箱根間往復大学駅…
またも東証1部上場企業における粉飾決算。製品マニュアルの作成支援を行う「グレイステクノロジー」が上場廃止となるという。 グレイステクノロジー上場廃止へ、架空売上の自転車操業が破綻 : 東京商工リサーチ TSR東京商工リサーチによると、過大な予算を設定しては、その達成に向けパワハラが横行していたそうだ。また、売上の前倒しなど、トップダウンで架空計上が横行、取り繕った業績で株価を上げ、株式売却益で架空売上を糊塗する騙しの経営が続いていたという。 グレイステクノロジーは16年12月、東証マザーズへの新規株式公開(IPO)し、18年8月には東証1部に昇格したという。その粉飾はIPO前の16年3月期から…
FIREまで、あと30日です。 さて、上場廃止基準に該当する可能性のある「管理銘柄」に指定されていた東証一部上場企業のグレイステクノロジーの上場廃止が、1月27日に決定しました。2020年12月に1株4,235円の値を付けていたグレイステクノロジー株は、2021年4月に入ってから徐々に価格を下げていき、6月には1,500円~1,600円を行き来するようになり、秋には1,000円程度まで落ち込んでいました。上場廃止前日の株価は58円(終値)でした。同社の株価が大暴落し、そして上場廃止になった原因は粉飾決算です。(添付のリンク参照。)過去には、東芝、オリンパス、カルロス・ゴーン時代の日産などが粉飾…
くーすけです。 6541グレイステクノロジーの処置 ここを買った思惑は、不正発覚による外部調査開始のアナウンスから一定時間が経って株価も十分に下げたから、これ以上下げる可能性は低いだろう、どちらかというと上げる確率の方が高いのではないか、勝てる確率の高い取引になるのではないかというものです。 その思惑は外れたようです。ギャンブルに負けた。まだ上場廃止を回避する可能性も残されていますが、IR資料の文面からは、その可能性は小さいと思われます。 上場廃止後も株主であり続けて、再上場又は買収の際に、処分する手もあります。 しかし、それがいつになるか分かりませんので、やはり上場されているうちに処分します…
くーすけです。 1月14日夜遅くに、6541グレイステクノロジーから、2022年3月期2Q決算の提出遅延等に関するIRが出ていました。 端的に言って、「こりゃ、上場廃止やな」と感じさせる内容でした。 グレイステクノロジー社の架空売上の状況(2022年1月14日付けIR資料から抜粋)・架空の売上計上が判明。2021年3月期単体では、実に売上の半分以上が架空 ・売上の架空計上のほかにリース案件についても不適切取引が判明 ・リース案件まで外部調査の対象を広げるため、決算を提出できるめどが立たない ・1月17日の期限までに提出できず、再延期の申請もしない ・東証のルールでは、提出期限経過後8営業日目の…
『この制御不能な時代を生き抜く経済学』竹中平蔵 講談社プラスアルファ新書2018年6月20日 第1刷発行 竹中さんの著書、図書館の経済学の棚にあったので借りてみた。 2018年の本だけれど、コロナが経済状況を一転させ、トランプ政権がバイデン政権に変わったものの、、、日本としての動きは大きくは変わっていない気がする。今読んでも、十分楽しめた。 今の日本には、レジリエンス(=復元力)、生まれ変わる力が必要だと竹中さんは話している。そして、そのためにはショックセラピー、ある程度一気に変えるための政策、ショックとなるような政策が必要であろうと。この本は、ショックセラピーかもしれないと序章でいっている、…