『20世紀少年』を15巻まで読んだんだけど、なにがスゴイって、作り込みが神であること。多分、最初から展開が決まっているのだろう。「あ、だからあの時!」というのが多々あって仕込も細かい細かい。読み返したらあちこちにこういうさりげない伏線が散りばめられていて、こんな長編でそれができるというのが凄すぎ。 天才さんって二通りあると思うんだけど、ジョジョの荒木さんとか鳥山さんはインスピレーションで描くから自分が描いたものを時々忘却する。荒木さんの「あぁ、そんなのあったね」とか、鳥山さんが自分が描いたキャラが人気投票に上位に入った時に「誰だっけ?」と言ったとか…。 浦沢さんはそれと真逆のタイプ。読む側の心…