「おなかの健康=ビオフェルミン」。この言葉を聞いて、あの親しみやすい瓶を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。1917年(大正6年)の創業以来、実に1世紀以上にわたり、日本人の「おなか」に寄り添い続けてきたビオフェルミン製薬株式会社。その名は、単なる医薬品ブランドにとどまらず、安心と信頼の代名詞として私たちの生活に深く根付いています。今回は、大正製薬ホールディングスの中核を担う、この老舗企業の第139期(令和7年3月期)決算を読み解き、売上高91.9億円、当期純利益26.9億円という堅実な業績の奥にある、”乳酸菌のくすりのリーディングカンパニー”としての揺るぎない強さと未来戦略に迫ります。…