《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 381系は急曲線を傾斜装置の一つである自然振子を使って、曲線通過時に生じる遠心力を緩和して乗り心地を損なわないようにするとともに、遠心力によって車輪の浮き上がりなどによって脱線することを防ぎ、高速で通過を可能にしました。そのため、485系など他の特急形電車よりも裾絞りを大きく取ることで、車体傾斜時に建築限界に抵触しない構造となりました。この独特な車体断面が、381系の外観上の大きな特徴の一つとなったといえます。 また、遠心力の働きを可能な限り抑えることと、軌道への負荷を抑えるために、車体はアルミニウム合金でつくられま…