「雲ができるしくみ」シリーズその3です。これまでのその1,その2の記事は以下をご覧ください。 yyamane.hatenablog.com yyamane.hatenablog.com その1では,「雲はそもそも何でできているのか」という話をしました。雲は水(液体)や氷(固体)でできているというのがその結論。その2では「冷たい飲み物が入ったコップの表面に水滴ができるわけ」について解説しました。空気中に含むことができる水蒸気(気体)の量には限りがあり,これを「飽和水蒸気量」ということ,飽和水蒸気量は温度が高い(低い)ほど大きく(小さく)なるという特徴があり,温度が低い空気ほど飽和水蒸気量が小さい…