破軍の星【電子書籍】[ 北方謙三 ]価格: 660 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後醍醐天皇の親任が厚い北畠親房の息子、北畠顕家。鎌倉幕府滅亡後、16歳で陸奥守に任ぜられ、多数の幕府残党が逃げ込んで数々の蜂起が起こる東北一帯を鎮撫する大役を仰せつかる。そしてその大役を学問と修練、そして自らの将器を持って、孫子の旗を掲げた巧みな指揮と判断でこなす。 若き顕家が見せる見事な軍隊の統率。これをじっと見ている集団があった。山の民と呼ばれる安家利通の一族。その発祥は謎に包まれ、土地も持たずに山を往来する集団だが、軍として統率されて顕家もその存在が気になった。軍事行軍で敢えて山中を通行する顕家は、期待…