2021年5月10日。 結局、ぐっすりというわけにはいかなかった。 「ぐっすり」の語源は、「good sleep」だと思っていたが、そうではないようだ。日本語「名前」が英語の「name」から来ているとか、日本語の由来が英語であるというモキュメンタリックなタッチで書かれた清水義範の小説があった。着想が面白かったことだけを覚えている。好きな小説の傾向や、好きな作家は年を経るにつれて変わっていく。僕はと言えば、30代を過ぎた頃からフィクションをほとんど読まなくなった。映画なら、思い切っり振り切った絵空事を観たいと思うのだが、字面や行間からフィクションの絵空事っぷりを読み手が補強しなければならない小説…