私は個人指導での身体の観察を通じて、「からだ言葉(体の一部を使って感情を表現する言葉)」が、身体に、事実現れているのを観て来ました。 例えば「腹が立つ」、そして3にも書きましたが、「頭に来た(角が生える)」などです。このように、からだ言葉の通りの感情体験があったことを、多くの身体は物語っていました。 日本語には精緻(細かく緻密なこと)に心を表現しているからだ言葉がたくさんにあります。このような言葉を作ったかつての日本人の「身体感覚」の高さと、人を「気で観る」ことができていた感性に、私は、長年深く感じ入ってきたのです。 からだ言葉に見られるように、かつての日本人は、自身の潜在意識を通じ、他者の身…