2024年12月、文化審議会国語分科会がローマ字つづり方の新たな方針を示しました。70年ぶりの大きな変更となるこの提案では、これまでの「訓令式」から「ヘボン式をベース」とした新たな基準への移行が検討されています。公的な基準と社会の実態の乖離を解消する重要な転換点となるこの動きについて、詳しく解説します。 📑 目次 はじめに ローマ字表記の「二重基準」問題 文化審議会の動き なぜ今、変更するのか? ヘボン式と訓令式の主な違い 今後の展望 おわりに はじめに 最近、文化審議会がローマ字表記に関する大きな見直しを進めていることをご存じでしょうか。2024年12月、文化審議会国語分科会は70年ぶりとな…