前回から、大阪市西区の九条に来ています。 大阪メトロの九条駅から、戦前には「西の心斎橋」と呼ばれた九条商店街を、西に抜けてきました。 ところで、大阪には三条や四条がないのに、どうして「九条」という町があるのでしょうか。 諸説ありますが、大川(旧淀川)が海へ出るところに大きな中州があり、これを幕府の儒官であった林羅山が、「衢壌(くじょう 賑やかな地の意味)島」と名付けたのが始まりとのこと。 「衢壌」は、やさしい「九条」の文字に変わっていったようです。 キララ九条商店街を抜けた先には、「源兵衛渡」の交差点。 この交差点の向こうには、安治川が流れ、かつては渡し場がありました。 そして、この安治川です…