旭川医大で学長選考会議を取材中の北海道新聞(道新)記者が大学職員に常人逮捕された事件について、道新は7月7日朝刊に社内調査結果を掲載した。その内容は、時系列を追った当事者間のやり取りにも曖昧な点や矛盾が目立ち、まるで責任の所在を関係者全体に広げて希釈しようとしているかのようだ。少なくとも、入社間もない新人記者を守ろうとする姿勢は微塵も認められなかった。社内調査と称して道新は何を守ろうとしていたのか。 調査結果の概要は、下の朝日記事の後半部分で参照できる。 digital.asahi.com ▽重なった不運 調査結果によると、事件当日(6月22日)の午後3時50分ごろ、旭川医大は学長選考会議につ…