「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」はマルティン・ルターの「もし明日世界が終るとしても、私は今日もりんごの木を植えるでしょう」という言葉をもじって作者が患者さんに送っている言葉です。 りんごの木を植えるといっても日本人ではあまりピンと来ないので花に水をあげるたとえの方がわかりやすいので良いですね。 がん哲学外来でがん患者さんと対話する樋野さんは多数の人と合っているだけあって話題が豊富です。 余命告知、ヘレン・ケラー、お墓、3.11(東日本大震災)、安楽死…など飽きることなく読むことができます。 少し気になったのは樋野さんの面接での質問内容。「あなたのご両親、お父さんでもお母さ…