「本なら売るほど」というコミックを読んでいたら、寺田寅彦の短歌が出てきました。「好きな物 イチゴ 珈琲 花 美人 懐手して 宇宙見物」あら、素敵。懐手して宇宙見物っていうところが何とも好みです。 寺田寅彦、明治11年生まれのバリバリの明治男。物理学者にして防災学者、随筆家、俳人、歌人。多面的な才能を持つ人のようです。「天災は忘れたころにやってくる」というのも寺田寅彦です。575なので川柳かと思っていましたが、警句と言われるもののようです。なんか面白そうな人ですね。明治期の文学というと、「古典? お勉強 面倒くさそう」というような感じで敬遠していました。作家の名前や代表作の名前はテストのために覚…