原作にかなり忠実なドラマ。15分という尺も、間延びはしないけどアレンジの幅が程よく残っていて絶妙。素晴らしい。気軽に観れる明るい作品、思想色が強く鬱々とした作品、意外なオチがついた作品、雰囲気を楽しむ作品と、星新一*1の作品の中でも色とりどりに取り揃えられている。 星新一作品のパブリックイメージは「どんでん返しのオチがついたスマートなショートショート」だと思うけど、1000編以上も書いていれば当然そうではない作品も存在する。何とも言えない雰囲気や特異な状況を楽しむ作品もけっこう多い。雰囲気でいえば「冬の蝶」や「月の光」なんかが比較的有名で、ドラマの作品で言えば「薄暗い星で」が該当する。そういう…